学校フェアを活用しよう

毎年、数回、京都だとみやこめっせ、
大阪だと天満橋OMMビルなどで
開催される学校フェアというものがあります。

主催は、私学連合だったり、大手進学塾主催であったりと様々ですが、
主催者により参加校が違うので、志望校のHPを見ていると、
〇〇フェアにて個別相談可能 など書かれていますので、
そちらをチェックしてみてください。

公立校を選択される場合も、近年は公立高校や公立一貫校もこういった
学校フェアにブースを出してくれるようになっているので
是非、今後の為にも見にいかれることをお勧めします。
ただ、公立高校は地区の縛りの撤廃(厳密には撤廃ではないですが)が
近年より開始ということもあり、まだまだパンフレットに改善の
余地はありますが、私学とのパンフレットのデザインや内容の違いを
見るのも興味深いものがあります。

公立であっても、修学旅行先が思いがけない場所
(海外や沖縄や北海道など)であったりして、その積立が月々数万円
などということもあったりします。(主に公立一貫校ですね)

私学への進学を検討される方は、高校に入ってからの開講科目のチェックは
大切と書かせていただきましたが、個別相談にて、
表にでている学習の金額以外の金額(スクールバス代など)を聞くチャンスでもあります。
特待生度や、寮、推薦の状況なども聞けます。
パンフレットに掲載されている進学状況の実際(なぜ系列校なのにこんなに
系列大学への進学者が少ないのか?など)も聞くことが可能です。

もちろん、各学校のHPやオープンキャンパス、個別相談会を利用することができますが、
一度に多くの学校分を得ることができるのが、この学校フェアです。

そして、残酷なことに、
一目で、人気校が分かってしまいます。

大盛況の学校の横で、誰もこない学校・・・

とはいえ、まだ公立高校が参加していることを知らない方も多く、
公立高校のブースは一貫校を除き、
比較的空いていて、家の近くの公立高校を志望している方は、
公立高校の話をじっくり聞くことができる大チャンスでもあります。

そして、それまで、男子校や女子校だった学校の共学化の情報や、
新しいコースの開設など、興味がなくて学校情報すらみていなかった
学校にこのフェアを通して興味をもったり
子どもとともに親も知見を広げることができます。

運動部の場合、スポーツ推薦があります。
その際に、中学での3年間をどのように過ごすと良いか?
ということをゆっくり聞くことができます。

小学生時代に高校を見越して先に話を聞いておくと、
中学での3年間の過ごし方もボーっとしたものではなく
目標、目的をもって自立へ向けた3年になるのではないでしょうか。

1回だけでなく、毎年フェアへ参加すると、
「あ、あの学校雰囲気変わったな。」
というのも手に取るようにわかるので、
(もちろん、志願者の傾向も年々変化します)
是非、5年生もしくは中学2年生の時期に1度は参加されることをお勧めします。