宿題をしたがらないんです!どうしたらいいですか?

小学校低学年の学習
untitled

さて、GWも終了。

GWの宿題は全部出せましたか?
今まで以上に長い連休で、宿題も多かったのではないでしょうか?

長期の学校の休みといえば宿題問題ですね。
日々の宿題にも問題を抱えておられる方が多く、
相談内容のトップ10に入るくらいです。

今回はこの宿題問題について書いていこうと思います。
(日々の雑記はアメブロ版 を見てね。
勉強や育児の悩み以外のコラムはnoteへ

 

「宿題にとりかかるまで1時間くらいグズグズして時間がかかります。」

 

かなこ先生(右)
かなこ先生

実は、このご相談多いんですよね。
我が家の息子たちも、宿題には消極的でした。

特に長男が1年生の時は、「しゅくだ」と言い終わらない間に号泣してました。
その泣いている間に終わるのでは?と思ったこと数知れず。

長男の場合は、家で宿題をするのがただただ、嫌だったそうです。
4年生の時に、担任の先生から「学校でやってもいいですよ。」と言っていただき、
宿題は学校で終わらせてから帰るようになり、気持ちも変わってきたのか、
自宅でも宿題に問題なく取り組めるようになりました。

まずは、習慣化。
泣いてもなにしても、必ずするんだ。逃げられないんだ。ということがわかると
イヤイヤながらもなんとか仕上げていくようになりました。

 

かなこ先生(右)
かなこ先生

しかしながら、次男の場合はそういうわけにもいかなかったんです。
やはり、理由にも個性があるようです。

さて、次男の場合、長男のように「泣いたらあきらめてもらえるかも」的グズグズではなかったのです。

次男の場合、宿題を提出すると先生からのお直しがかえってくる先生だったのです。

自分としては、完璧に仕上げたと思ったひらがなに、間違いではないのに赤ペンが入ってかえってくる。
これに衝撃を受け、完全に宿題が嫌になりました。
字を丁寧に書こう!という目的を持った先生だったので、
こどもの意志と合わなかったと言ってしまえばそれだけですが、どうしてもそれが受け入れられなかった。

なぜか?

実は、幼稚園のころから月1回お習字の先生に見ていただいていて、
それはそれはのびのび、好き放題書かせていただいて、書道展で賞をいただいたりしていたので
自分の字は綺麗だ!という自負が彼の中にあったのです。

しかしながら、書道では行書、隷書で評価されているのであって、
先生の求める楷書での評価は低かった。
そんなことが6歳児にわかるわけがありませんよね。

それで号泣、宿題しない。
もしくは、宿題したのに提出しない。
(↑実はこちらのほうが根が深かった)

なので、先生と参観や面談とは関係のないときに直接相談にいきました。

 

かなこ先生(右)
かなこ先生

まずは、提出することを目標に、提出したら「よし!」でお願いします。

とお願いしました。
(先生は威圧感を感じられたかもしれないけれど・・・)
そこからスタートし、徐々に落ち着きを取り戻し、
先生の赤が入っても、嫌々ながらも直して提出するというところまで行きつきました。

結果、次男の字は先生のご助力をいただき、綺麗な楷書です。これには先生に脱帽です。

号泣するも、ともかく提出を目標に、号泣が落ち着くまで私は家事や仕事をし、
落ち着いたところで、隣りに座り、

 

かなこ先生
かなこ先生

落ち着きましたか?とりあえず、ノートだけ出してみようか?
教科書いりますか?いらない。
じゃぁ、ノートだけでいいの?
ドリルがいる?じゃぁ、ドリル持ってきてくれる?
鉛筆にぎりますか?

と、子供の手の上から一緒に鉛筆を握り、
切り替えることでなんとかこなしていました。
ものをすべて自分で用意するのではなく、一緒に一つ一つ出してみます。

1年生の間はグズグズで泣いてそのまま泣きつかれてしばらく寝てしまうことも・・・
そうすると目覚めたときに、切り替わって取り掛かってくれることも多かったです。

1年生は学校で一生懸命頑張って遊んで、勉強して疲れ切って帰宅。
お昼寝の時間をつくった方が切り替えがスムーズにいく場合もあるようです。
習い事や遊びも大事ですが、あまりにぐずるようでしたら、宿題は朝にする!など
ちょっと変化を持たせるというのも一つの手段ですね。

つまり、

切り替えようと泣いたりグズグズがMAXの時は、違うことをして切り替え終わるのを見守る。
グズグズの時に無理に強要しても時間もかかるし、こちらもイライラするし
効率面でもメンタル面でもお互いに良いことなしなんですよね。
その上、こどもの潜在意識に
「宿題=嫌なものだ」
というものがしっかり書き加えられてしまう。
これを書き換えるのは結構大変なんですよ。

危なくないように見守りつつ、切り替え終わるのを待つ。

それでもうまう行かない場合、
全く違うところに問題があり宿題に取り組めなかった&時間がかかった。
ということが判明することもあります。
そのお話はまた別の機会に書きたいと思います。

ただただ、宿題嫌だしグズグズするというのは、
できるだけ1年生の間に自分で切り替えできるようにしたいところ。

2年生、3年生でグズグズが1時間以上になると、宿題が終わらない。
高学年になると宿題の量も難しさもあいまって、ここからの改善はなかなか難しいのです。

しかしながら、ご相談をいただくのは、3年生以上のご家庭が多いのです。

1年生の間にうまくいかなかった、2年生になって漢字が入ってから大変になった。3年生で調べものが増えてきた!どうしたらいいんだ!

ですよね。

子供が宿題をしたくない理由を言語化してあげるという手法を使うと、
その後、子供も納得し、すっと宿題に取り組めることもあります。

足し算、引き算、掛け算でわからなくなって時間がかかる場合、
これは隣で、おはじきでもいいですし、我が家の場合は

かなこ先生
かなこ先生

餃子が1個、餃子がもう1個、全部で何個?

と好きな食べ物で食事の時に一緒に勉強すると覚えたようです。
これは割り算まで利用できますね。
自分が兄弟よりも多く食べたい!という気持ちがあると計算も早いです。
割り算を習うよりもずいぶん前の幼稚園くらいでも、
「10個あるの3人で3個食べたら1つ多いから、僕が1つ多くもらってもいい?」
など、こちらが食事の準備が終わらない間から聞いてきます。
あとはこれを学習に落とし込んでいくのです。

言語化する手法や、細かい算数の指導方法は雪柳庵やZoomで個別でも対応しておりますので、
お子様ごとに対応が違うのでこちらでは大まかな話になりすみません。

長くなってきたので、続きはまた明日!